どうせ払うなら!! 「国民年金」を理解して、得をしよう!!

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国民年金とは?

国民年金は、20歳になれば全員が自動で加入し、60歳まで保険料を払い、65歳から年金としてもらえる国のシステムです。

日本に住んでいる20歳以上60歳未満の人は、すべて国民年金に加入し、将来、老齢基礎年金を受けます。国民年金では加入者を3種類に分けています。そのうち、20歳以上60歳未満の自営業者・農業者とその家族、学生、無職の人など、第2号被保険者、第3号被保険者でない人が第1号被保険者です。日本年金機構HPより抜粋)

あまり使うことはありませんが、言葉の意味としては以下です。

第1号被保険者:保険料を自分で払う
・・・自営業とその家族・学生・無職の人など
第2号被保険者:保険料は雇用主と本人の折半
・・・会社員で厚生年金、公務員で共済年金に加入している人
第3号被保険者:保険料負担なし
・・・第2号被保険者に扶養されている20~59歳の配偶者

会社員から自営業になることで、厚生年金(保険料は会社との折半)から国民年金(全額自己負担)への加入に切り替わります。

例えば、
夫:会社員(厚生年金)
妻:退職後に自営業(厚生年金→国民年金)
の場合は、妻の年収が130万円未満であれば夫の厚生年金の扶養に入ることができるので、保険料の負担はありません。

1年目で収入の見込みが立たないなどであれば、とりあえず扶養に入りましょう。予想を上回って130万円を超えてしまうようなウハウハな場合は、年の途中でも変更できます。
扶養削除の届出(夫の会社に提出)と国民年金に加入(役場で手続き)すればOKです。

 

国民年金は、最寄りの市区町村役場で、退職翌日から原則14日以内に加入手続きが必要です。

「年金手帳」「本人確認書類」(地域によっては印鑑)を持参して国民年金窓口へ行きましょう。

私ははじめ国民年金の意味もわからず、役所で住民票窓口の番号札を持って意気揚々と順番待ちをしていました。

なんだろう、キョロキョロしてたかな?挙動不審だったかな?職員の方に声を掛けられ、「ここじゃない!」と年金窓口に連れていってもらいました。

 

そう、理解できてなくても役所に行けばなんとかなります。忘れ物してもまた行けばいいんです。

 

国民年金はいくら払う?

国民年金保険料は所得に関係なく一定で、2021(令和3)年4月~2022年(令和4)年3月分までの国民年金保険料は、月額16,610円、1年で199,320円です。

支払い方法は

  1. 口座振替
  2. 納付書払い(現金で金融機関、郵便局、コンビニ/ペイジー/電子納付)
  3. クレジットカード払い

の3種類です。

支払い月は

  • 月払い(当月末・翌月末)
  • 6か月前納
  • 1年前納
  • 2年前納

を選択できます。

どれが一番お得か比べてみました。

※令和3年度:16,610円/月、令和4年度:16,590円/月 ※赤字は2年間支払った場合の割引額

2年分支払った時の割引NO.1は・・・15,850円お得な口座振替…!!

に見えますが、実はクレジットカード払いでポイントが付く場合、

還元率1%のカードなら3,838円分

0.5%でも1,919円分のポイントが付くこととなり、

口座振替よりもお得ということになります。

 

注意点としては、クレジット払いの登録に1か月程度時間がかかるため、早めに申請書を提出することと、カードの有効期限、限度額を確認しておくことです。

 

私は突然38万円のカード決済の連絡を受け、「やられた!不正利用だ!!」と慌ててカード会社に連絡しました。

「どこで決済されたかわかりますか?!」と勢いよく問い、「国保です」と言われて「あ…!ああ…!ごめんなさい。そうだった!!…よかった…。」と胸をなでおろすと同時にオペレーターの方に苦笑されました。

 

支払いは

忘れたころに

やってくる

 

申請したら覚えておきましょう。自戒をこめて。

 

ここではどのクレジットカードがおすすめかは言及しませんが、余裕のある方は2年前納をおすすめします。

独立する前に、絶対知っておきたい「2つのお金」の話